この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。



東京都の立川から少し西に位置し、ダイナミックな秋川渓谷で知られる「あきる野市」に行ってきました。

バーベキューが楽しめて鮎の穫れる清流・秋川。気軽な登山が楽しめる場所として人々の心を引き付けてやまない山々。そして、“美肌の湯”と名高い温泉に浸かりリラックスできる日帰り温泉・宿泊施設「秋川渓谷 瀬音の湯」。昔ながらの文化を伝える神社やお寺もあります。また、250年前の民家を移築して店舗にした「黒茶屋」では巨大な水車の音と木々の緑を眺めながらいただく豪華な懐石料理も。

2017年9月上旬、東京都による観光PR事業(多摩・島しょ魅力発信事業)の一環であきる野市を訪れ、市内でたくさんの発見と驚きがありました!あまり知られていない東京・あきる野市の魅力を、ぜひこの機会に皆さんへお伝えしたいです(^^)




午前11時。JR武蔵五日市駅に降り立った僕と奥さん。新宿から1時間ちょっとしか電車に乗っていないのに、こうもガラリと風景が変わるのかとビックリ。背の高いビルは一切なく、透き通った空気が気持ちいい!



と、出発するのはちょっと待って!いくら事前に調べておいたからっていきなり旅をスタートさせるのはいけません。今がスマホで地図を見られる時代であっても、地元の情報は地元で確認するのが一番。まずは駅にある秋川渓谷散策マップで場所をチェックしておきましょう。

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この記事の最後には今回訪れた観光スポットの一覧を載せておきましたので、そちらもぜひ御覧ください。



カフェやお蕎麦屋などグルメスポットが満載


まずは檜原街道沿いを歩いて「阿伎留神社(あきるじんじゃ)」へ向かいます。

駅前にはシャワーも入れて明るい雰囲気のお店もあって、登山やハイキング帰りに立ち寄るお客さんが多そう!



初めて訪れた武蔵五日市駅ですが、周辺は想像してたよりも栄えてる。時間がのんびり感じるこの雰囲気がイイね!お蕎麦屋さんやカキ氷を販売するカフェを複数発見し、わりと若い子も楽しめそうなお店がありました。




あきる野市のパワースポット「阿伎留神社」


素敵な住宅街を抜けて「阿伎留神社」に到着。創建された年は明らかになっていないものの、平安時代の書物にはすでに名前があることからかなり歴史がありそうです。延喜式内社として多摩八座の筆頭である古社なんだとか。



鳥居をくぐってすぐ目に付いたのがこちらのデカい木!あきる野市が保存樹木に指定した「すだじい」です。



僕はまだ観ていないのですが、ここは映画『五日市物語』のロケ地にもなった場所なんだとか。



おっと、御神輿を発見!実はここで行われるのが、あきる野三大まつりのひとつ「阿伎留神社例大祭(五日市祭り)」。2017年の開催日は9月28日〜30日で、かなり盛り上がることでしょう!



さて、しっかり手を合わせ、パワーをいただいて次のスポットへと向かいますよ!



阿伎留神社から秋川を越えて「広徳寺」へ。途中の道沿いにはたくさんの栗の木があって、おいしそうな栗がなってる!



ちょうど小和田橋を渡ろうとしたときにシラサギが僕達を出迎えてくれました(^^)




歴史の重みを感じる「広徳寺」


1373年に創建された「広徳寺」。室町期の面影が残り、あきる野市で最も古式な建物とされています。あきる野百景のひとつ。



パッと目に入った総門はその歴史の重みをズドーンと感じさせます。



都の天然記念物に指定されている「かや」と「タラヨウ」がこちらにあって、その大きさに驚かされます!
下の写真はタラヨウ。なんと高さは19m以上もあり、都内最大!



続いて、かや。こちらはさらに高い24m超。多摩地域で最大だそうです。かやは建築や土木用の木材になるほか、種から採れる油は食用・整髪油・殺虫剤としても使われてきたんだとか。



ここまで阿伎留神社と広徳寺を訪れ、あきる野市の歴史を知り、立派な樹木からは生命の力強さを感じました。もっとこの町の歴史を知りたい!よ〜し、次は「五日市郷土館」だ!



巨大な象の化石や昔の住宅が残る「五日市郷土館」


あきる野市、特に五日市地域での人々の暮らしに関する資料が展示してある「五日市郷土館」へやってきました!



日本最大級の象、ステゴドン・ミエンシスの化石がここ五日市で発見され、郷土館では肋骨や歯の化石を見ることができます。東京に巨大象がいたのか!



また、五日市で生まれ、看護婦として最も名誉あるフローレンス・ナイチンゲール記章を日本で初めて授与された萩原タケさんに関する資料もたくさん展示されています。常設展示は2階にもあり、五日市のみんなが誇りに思っている人物なんだな〜という印象を強く受けました。萩原タケさんのお墓は先ほどの広徳寺にあります。



続いて、秋川上流で伝えられて来た「軍道紙」。都内で唯一の和紙製造技術だそうで、ホイロ、障子、番傘などに使われてきました。原料はコウゾという木です。その軍道紙で作った番傘がありました!



こちらの展示では、あきる野市の五日市では古くからほとんどの農家が養蚕を営んでいたことがわかります。



そうそう、郷土館では敷地内に旧市倉家住宅(市指定有形文化財)があり、自由に見学できます。これは当時の一般的な中流階級の養蚕農家の家屋だそうです。



さて!たっぷり散歩して町を見学しているうちにいつの間にか時刻は13時すぎ。すっかりお腹が空いてしまったのでランチにします。



水と森に囲まれた「黒茶屋」で贅沢なランチ


秋川がすぐ横を流れる「黒茶屋」は250年前の民家を移築して作られた、懐石料理がいただける人気店。季節の山菜や鮎など川魚の塩焼き、国産牛の朴葉焼きなど豊富なメニューがあり、この日のランチはこちらで!



門をくぐるとまずお出迎えしてくれるのが巨大な水車です。近寄ってみるとすごい迫力!料理の期待が高まります。



半袖短パンで訪れてしまったのが申し訳ないと感じるほど素敵な店内。料理は個室でいただきます。



なんですか、この眺めは!ほんとここ東京なの!?



景色に見とれてしまいどんどん時間が経過。でも、お腹が減っているので直感で素早く料理をオーダー。
僕は平日限定のランチ「ゆき笹」(3,900円)を、奥さんは「滝」(5,800円)をオーダーしました。



前菜だけでこの豪華さ。滝の前菜はこんな感じ。



刺身こんにゃくは美味さの破壊力が凄まじかった!



ゆき笹は川魚の塩焼きか鶏肉の朴葉焼きを選べたのですが、シーズン的に鮎がおいしい時季なのでここは川魚をチョイス!おいしそうな鮎の塩焼き♪(二人分)



うめぇぇぇぇ!幸せすぎる!



天ぷらは秋ナス、ツルムラサキ、ジャガイモを大葉で巻いたもの。まず、サックサクで口に入れたときの音が楽しいし、付けたワサビ塩が素材を活かしてくれてバツグン!ジャガイモと大葉の天ぷらがこんなに美味いだなんて知りませんでしたよ。



奥さんがオーダーした和牛の朴葉焼きを一口もらうと、これもめちゃくちゃうまい!肉がやわらかっ!



最後にいただいたヨモギのうどんがとても不思議な感覚で、コシが強く蕎麦のように風味がある!ヨモギとうどんの組み合わせって面白いな〜と感じました。



デザートまで付いてきて、大満足♪涼しげで夏にピッタリのメニューでした(^^)



なお、夏季期間はお休みだった炭火焼肉料理(牛肉や鶏肉を炭火コンロで焼いていただける)が翌週から復活するそうです。このレポート記事がアップされるころには炭火焼肉料理がいただけるはずですから、そちらもぜひ!



おやきもいただいて満腹!「黒茶屋」の敷地内にはお土産さんもあります。ちょっと敷地内を散策したり、おやきを買いにくるだけでも楽しそう!ごちそうさまでした♪




「子生神社」の御神木はマジで縁起良さそう


その黒茶屋のすぐ目の前にあるのが「子生神社(こやすじんじゃ)」です。安産祈願の神社で、ちょうど僕たちが訪れたときには赤ちゃんを抱えたママさんとそのご両親と思われる方々が子生神社から帰るところでした。無事に出産が済んだことをご報告に来たのかな?



鳥居の両サイドにはこんなに大きな木が2本も。



しかも、両方とも2本が1本にくっついている不思議な木で、まるで仲の良い夫婦のように2本の木が寄りそっています!



子生神社では底無しひしゃくを奉納して安産を願うんだそうです。確かに、賽銭箱の隣には底が抜けたひしゃくが置いてありました。子生神社はきっと今までたくさんの夫婦の願いを受け取ってきたんだろうな〜。




「沢戸橋」で山と秋川渓谷の景色を堪能


徒歩すぐの場所には「沢戸橋」があり、秋川と山の景色が目の前にバーンッと入ってきます。



夏には涼しげで良いですね!きっと、秋にはダイナミックな紅葉が見られてフォトジェニックな場所なんでしょう。何回来ても楽しめるなぁ!



それに、朝方の空気が澄んでいる時間帯とか、夕陽に照らされて秋川の水面が赤くキラキラしている時間帯に訪れるのも面白そう。とにかく、秋川沿いは写真を撮りたくなる景色ばかりで、一眼カメラのバッテリーは予備を持参しないと絶対にダメよ(笑)




都内一のヤマザクラを楽しめる「光厳寺」


ここからは坂道を上って「光厳寺(こうごんじ)」へ。



光厳寺のヤマザクラは樹齢400年を超えて都内で一番大きいとされ、天然記念物に指定。“光厳寺の大桜”として親しまれているんだとか。春にはピンクの花を咲かせ、それはとてもキレイなんでしょうね。



ここは見晴らしが良く、大桜を見物するだけじゃもったいない!ぜひ、周りの山々と合わせて景色を楽しむのが良いと思います。なんたって空気が澄んでいて気持ちがいい♪

実は戸倉城の城跡もこのすぐ目の前にあり、発掘調査はされていないものの枡形虎口や竪堀といった遺構を今でも見ることができます。



肌がつるつるになる温泉施設「秋川渓谷 瀬音の湯」で1泊


今宵の宿は“美肌の湯”といわれる温泉の入浴施設とコテージ型宿泊施設を併設した「秋川渓谷 瀬音の湯」です。日帰り入浴も可能であるため地元の人からも人気。

瀬音の湯へのアクセス方法は西東京バス「檜52」に乗ればOK。ただし、バスは小型で座席が12席しかなく、また運行本数が1時間に1本あるかないかなので、もし団体で向かう場合にはタクシーの方がいいかも。



タクシーはJR武蔵五日市駅から2,500円くらいだそうで、4人なら1人あたり600円ほどで済みます。大きな駐車場もありますから、もちろん自動車でも大丈夫です。



「秋川渓谷 瀬音の湯」に到着すると宿泊受付を済ませて部屋の鍵を受け取り、コテージへ。コテージはまるで離れの宿。メゾネットタイプとデラックスタイプがあり、今回はデラックスタイプに宿泊しました。宿泊料金は2人の場合、1人あたり1泊1万円くらいで泊まれます。



入ってみると明るい内装で気持ちがよく、トイレはシャワー付きです。



IHタイプのキッチンがあるし、電子レンジも!フライパンや鍋などの調理器具、皿やお椀、フォーク、ナイフなど食器もひと通り揃っていて、ここで長期滞在するのも良さそう!歯ブラシやタオルなどアメニティもしっかり。



といいつつも、夕食は注文してあるので今回は自炊しません。宿泊者用の作務衣を着て、一番楽しみだった温泉へと向かいます。お風呂は先程の宿泊受付をした建物内の奥です。



内湯に入ってすぐに気づいたのがお湯がつるつるしていて、すぐに肌がスベスベになったこと!な、なんだこれは!!今まで旅行や旅企画でわりといろいろなところの温泉に入ってきましたが、お湯に触れた感覚がこんなにも違う温泉は初めて。

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ここの温泉はpH10.1という非常にレア度の高い強アルカリ性なのがポイント。温泉に浸かりながら肌を触っていると、まるで美容クリームで全身をマッサージされたかのように肌がスベスベなんですよ。“美肌の湯”として人気がある理由はまさにこれです。美容にうるさい奥さんもこの温泉が気に入ったようで、大喜びしていました!

ちなみに男湯の露天風呂は屋根のないタイプでとても開放的!女湯は屋根があって半露天っぽくなっていますが、どちらも景色を眺めながらのんびりできますよ。

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また、プラス1,000円で貸切温泉風呂を1時間利用できるのいいね!予約でいっぱいの場合があるので、事前に予約しておくことをオススメします。なお、東京都では条例で混浴を禁止しているため、先に奥さんには待合所で待っててもらい30分ずつ交代で入浴しました。見てください!これを1人で専有できるのはすごい!気持ちよかった〜♪



お腹が減って、夕飯が楽しみ!!夕食は同じ建物にあるレストラン「和食だいにんぐ川霧」へ。



“楽味膳”をいただきました。



お寿司に、天ぷらに、ステーキまで!豪華すぎます!マンゴーアイスが何気においしくて驚きました。



そのままコテージに戻るのはもったいない。外にある足湯に入り、さらに温泉を満喫することに。「こういう旅もいいね!」と、夫婦で一緒に足湯に浸かりながら1日を振り返り、翌日の散策に期待を膨らませます。



お土産や地域の特産品を販売している販売所「朝露」の営業時間が20時までだったので、早めに行ってお酒やおつまみを購入。コテージで1日目の夜をのんびり過ごしました。

と、あきる野市の旅はここで1日目が終了。デラックスタイプのコテージは他の建物と独立しているため、普段は隣の部屋の音を非常に気にする奥さんもぐっすり眠れたと言い、大満足していましたよ!この日に巡った場所はどこも見どころがあってたっぷり楽しめました。

2日目は美味しいお蕎麦屋さんや酒造の博物館を訪れたり、あきる野三大まつりのひとつ「二宮神社例大祭」で宮入するド迫力の御神輿を見たりしたのですが、続きはまた後ほどお届けします(^^)


☆ 今回訪れたあきる野市の観光スポット ☆


※住所をクリックすると地図が開きます

【阿伎留神社(Akiru shrine)】
■住所:東京都あきる野市五日市1081

【広徳寺(Kotoku temple)】
■住所:東京都あきる野市小和田234

【五日市郷土館(Itsukaichi Kyodokan)】
■住所:あきる野市五日市920-1
 
【黒茶屋(Kurochaya)】
■営業時間:11〜21時
■定休日:火曜日(4月・5月・8月・10月・11月・12月は無休)
■住所:東京都あきる野市小中野167
公式サイト

【子生神社(Koyasu shrine)】
■住所:東京都あきる野市小中野187

【沢戸橋(Sawado bridge)】
■住所:東京都あきる野市戸倉75

【光厳寺(Kougon temple)】
■住所:東京都あきる野市戸倉328

【秋川渓谷 瀬音の湯(Akikawakeikoku Seotonoyu)】
■営業時間:11時〜22時(受付21時まで) 宿泊はこちら
■住所:東京都あきる野市乙津565
公式サイト