Canon EOS M3

すげぇ~!EOS M3で使えるLEDライト搭載のマクロレンズ「Canon EF-M28mm F3.5 IS STM」を使ってみてわかったこと

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キヤノンがミラーレス一眼カメラEOS Mシリーズ用のマクロレンズ「Canon EF-M28mm F3.5 IS STM」を2016年6月30日に発売します。焦点距離は28mm(35mm換算で45mm相当)で、絞り開放値はF3.5。価格は45,000円です(Amazonではここから24%オフ)。

EF-M28mm F3.5 IS STMはEF-Mマウントレンズとしては初めてとなるマクロレンズで、Canon EOS M3などで使用可能。特徴はなんと言っても世界初のLEDライトを搭載したレンズであること!なんですかこのアブノーマルな変態仕様は!エスクタシ~!

5月12日、キヤノンのショールームにてこのEF-M28mm F3.5 IS STMをいち早く触らせていただくことができましたので、ファーストインプレッション的なレビューを感想を交えながらお届けしたいと思います。

さて、マクロ(接写)ですよマクロ!レンズの先端から被写体までの最短距離は13mmと、すごく近づいてのマクロ撮影が可能。しかし、マクロで撮ろうとすると、近寄ったときにどうしても被写体にレンズやカメラボディの影ができてしまい邪魔なんですよね。この影を解消しようとキヤノンが編み出した必殺技が「じゃあ、レンズにLEDライトを付けたらいいんじゃね?」だったのです!!

 

2つのマクロと明るさが調節可能なLEDがライト

ライトも衝撃的なのですが、先にEF-M28mm F3.5 IS STMのマクロについて書いておきますと、モードは2つありまして通常の「マクロモード」と小物の細部や洋服の繊維を撮りたいときに活躍する「スーパーマクロモード」を搭載しています。

  • マクロモード・・・最大撮影倍率は1倍
  • スーパーマクロモード・・・最大撮影倍率は1.2倍

このスーパーマクロモードでは35mm換算で約1.92倍となり、凄まじいマクロワールドを楽しめるわけ。あんなところまで見えちゃう!どうですか?こんなにも近づけますよ!

マクロモードとスーパーマクロモードの切り替えはレンズのつまみを上げてロックを解除し、レンズを回すことで切り替えられます。なかなか慣れが必要で、モードを切り替えながら試し撮りしているときに「このつまみはない方が楽だな~」と思うことが何度もありました。まぁ、ロックは誤動作を防止するためにありがたいんだけどね。


(モードを切替時にロックを解除するつまみ)

 


(使わないときの状態)

 


(通常マクロモード)

 


(スーパーマクロモード)

マクロ撮影時に威力を発揮するのが先ほどご紹介したLEDライト。被写体に近づくことで発生するカメラやレンズの影を、明るさで飛ばしてくれます。

LEDライトの明るさは強・弱の2段階で調節でき、さらにはLEDライトの点灯を左のみ・右のみといった具合に選ぶこともできます。ジュエリーの撮影時に右側だけに光を反射させて輝かせたい、なんてときに便利かも。

明るさの調節はこのライトのマークのついたボタンで行います。

ボタンを1回押すごとに、ライトのON(強)・弱・OFFを切り替えられます。また、ボタンを長押しすることで、LEDライトの全灯・左のみ点灯・右のみ点灯を切り替えられ、これも強・弱を調節可能です。


(左のみ・右のみをそれぞれ点灯させたところ)

 

スーパーマクロモードでLEDライト使用時の様子を比較

 


(LEDライト不使用)

 


(LEDライト強)

 


(LEDライト弱)

 

キヤノンとして3つ目のハイブリッドIS搭載レンズに

また、これまでキヤノンの高級なLレンズの2機種(EF24-70mm F4 L IS USMEF100mm F2.8L マクロ IS USM)にのみ搭載されていた「ハイブリッドIS」がこのCanon EF-M28mm F3.5 IS STMに搭載されているのもビックリ!ハイブリッドISは超強力な手ブレ補正システムで、角度ブレだけでなく撮影倍率が大きくなるほど影響が顕著になるもう1つのシフトブレを防ぐことが可能です。ハイブリッドISについては過去のリリース文から解説を引用しておきますね。

通常の撮影では、カメラの「角度ブレ」が画像に大きな影響を与えますが、マクロ撮影などの近接領域での撮影においては、撮影面に平行にカメラが動いてしまう「シフトブレ」が大きく影響します。 “ハイブリッドIS”には、カメラの角度ブレ量を検出する角速度センサーに加えて、新たに加速度センサーを搭載しています。 さらに、この2つのセンサーの情報を融合して最適な手ブレ補正を行う新アルゴリズムを採用しています。
これにより、通常の手ブレ補正に加えて、これまで難しかったマクロ撮影などの手ブレ補正も効果的に行うことができるようになりました。

とのこと。マクロで発生しやすい手ブレを防いでくれるのはとても心強いです。

EOS M待望のマクロレンズは新しい価値を見出すかも

レンズそのものの重量はわずか130グラムと超軽いですし、手に乗せてもわかるように非常にコンパクトです。

触らせてもらった展示用のレンズは発売前とあって、残念ながら撮影データの持ち帰りや液晶ファインダーのプレビュー画面の撮影はNGでした。しかしながら、ショールームのお姉さんにご迷惑をおかけしながらも一緒にあれこれ試してみて、実際に撮影してみた結果、EF-M28mm F3.5 IS STMは非常におもしろいレンズだな~というのが正直な感想です。待ちに待ったマクロレンズですし、LEDが本当に愉快!今までとは違った写真作りが可能になるんじゃないかと期待が持てました。

昨年の発売以来どこへ行くときも一緒に持ち歩いているミラーレス一眼カメラ 「Canon EOS M3」で大活躍すると思うし、これは持っておいて損のないレンズだと思う!すでに予約がスタートしていますが、今から6月下旬の発売が待ち遠しい!

→ Canon マクロレンズ EF-M28mm F3.5 IS STM

関連:Canon EOS M3 で撮影した写真などをご紹介しています

 

 

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