キヤノンはミラーレス一眼カメラの最新機種の新シリーズ「Canon EOS Kiss M」を発表しました!ブラックモデルとホワイトモデルの2色展開。カメラのキタムラによると、発売日は2018年3月23日です。

キヤノンではミラーレス一眼は「M」シリーズがありますが、Kissブランドとしては初のミラーレス一眼となります。

思い起こせば、2017年4月に発売したミラーレス一眼カメラ「Canon EOS M6」から約1年。ファインダーの有無やタッチドラッグAFの有無などの点からEOS M6よりもEOS M5(2016年11月発売)の方が上位機種にあたり、このEOS M5を超える最上位機種は発表されてきませんでした。



キヤノンは2018年3月に発売する「Canon EOS Kiss M」を決してEOS M5の上位機種という位置づけにはしていませんが、スペックや新追加された機能を見てみると“全部入り”だし、最上位機種を謳ってしまってもいいんじゃないかってくらいEOS M5ユーザーの僕から見たら羨ましい機能ばかり(笑)

有効画素数2,410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、ISO感度は常用25600・拡張51200まで、タッチドラッグAF、内蔵EVF、被写体の追尾機能などはEOS M5と同じですが、これからご紹介する各機能・性能がほんとイイんだっ!



ということで、発表されたばかりの「Canon EOS Kiss M」をその日のうちにキヤノンギャラリー銀座で触って来ました。気になる点をしっかりチェックしてきましたので、皆さんの参考になれば幸いです!




完全無音のシャッターが可能な「サイレントモード」


ミラーレスならではの機能であり、これまでのEOS Mシリーズにはなかった「サイレントモード」を初搭載しました。他社のミラーレス一眼にチラチラ搭載されているサイレントシャッターと同じですね。

ほんとに無音!まったくシャッター音を出さずに写真が撮れる!!!これには感激しました。

キヤノンのミラーレス一眼はパシャッ!とシャッター音がけっこうデカいんですが、「Canon EOS Kiss M」のサイレントモードは無音なので神すぎ。音を出しづらい場所で写真を撮るときに重宝しそうです。

サイレントモードにするにはSCN(シーンモード)から。撮影はオートモードと同様になり、シャッタースピードや絞りは自動に。また、サイレントモードでの撮影にはストロボや連射は使えません。また、長時間露光時のノイズ低減機能が無効になることも注意が必要です。




WBオートでも「ホワイト優先」が選べる!


ホワイトバランス(色温度)はオート時に“ホワイト優先”か“雰囲気優先”かを選べるようになったのは嬉しい!

キヤノンのホワイトバランスはオートにすると肌色をキレイに描写する素晴らしいクセがあり、どちらかと言えば温かみのある色になりやすんですね。その影響で、白を白く撮りたいときにはややオレンジっぽくなり、個人的にちょっとイラつくことがあります。まぁ、しっかりマニュアルでホワイトいじれよって話ですけど(^_^;) ホワイトの調整はほんと苦手で。。。

でも「Canon EOS Kiss M」はオートで“ホワイト優先”が設定できるから、これはめっちゃ羨ましいと思いました!きっと、生クリームや白い壁をそのまま白で撮影できる!

また、EOS M5などと同様に色温度(K)の範囲を2500〜10000まで数値で選べます。




データが軽量な「.CR3(CRAW)」に対応!


「Canon EOS Kiss M」の発表で一番気になった人も多いと思われる「.CR3」の話。RAWでの撮影時に「RAW」か「CRAW」かを選べるようになりました。

.CR3は新RAWフォーマットとして注目されているC-RAWで、通常のRAWよりもデータの軽量化が可能。SDカードへの保存枚数を増やせますし、処理速度が速くでき連続撮影枚数もアップ!連射時はEOS M5よりも多い約16枚の連続撮影が可能です。

あまりRAWフォーマットについては詳しくないのですが、いつも利用しているLightroomで.CR3がすぐに使えるのかどうかが気になります。EOS M3を買ったばかりのときは.CR2の扱いがずいぶん苦労しました。



バリアングル液晶を搭載した初のMシリーズ


特にユーチューバーの人には嬉しいんじゃないでしょうか!「Canon EOS Kiss M」はバリアングル液晶を搭載しました!液晶画面が横に開き、クルッと画面を回せるので、自撮りも、ハイアングルも、ローアングルも、自在!



ワイド3.0インチの液晶は解像度104万ドットとEOS M5よりも劣るものの、やはり、チルト液晶(上下に動くタイプ)よりもバリアングル液晶の方が絶対的に使い勝手は良いはずなので、「Canon EOS Kiss M」がすごく羨ましい(笑)





初のDIGIC8


初搭載となった新映像エンジンDIGIC 8で高速画像処理が向上。EOS M5で初めて搭載された「デュアルピクセルCMOS AF」が、DIGIC 8によってさらに進化しました。測距点は最大99点となり、高速で高精度なAFが可能に。これはMマウントレンズ(EF-Mレンズ)だけでなく、EFレンズ、EF-Sレンズを装着したときも対象。

また、EF-M18-150mm、EF-M55-200mm、EF-M28mm F3.5といった一部のレンズについては最大143点のも測距点で高速で高精度なAFを実現可能としています。一部のEFレンズ、EF-Sレンズも対応しており、これまでのキヤノンレンズを十分に活かせる!



さらに、「瞳AF」も新搭載。実際にキヤノンギャラリー銀座のスタッフさんで試させてもらったところ、しっかり自動的に目へピントが合いました。

やはり、人物の写真を撮るときは目にピントを当てるのが基本ですもんね。瞳AFはカメラ初心者でも簡単にキレイな人物写真が撮れます。なお、瞳AFは人物が離れすぎると反応しません。距離としてはバストアップ写真くらいの大きさでちょうど瞳AFが反応し、その位置から手前なら問題なく反応します。



4K動画の撮影は静止画の切り出しにイイかも


動画をけっこう撮影する人には嬉しい4K対応。中央部分の画像をクロップする形で4K動画が撮れます

秒間24コマで最大撮影時間が7分29秒と、決して満足な4K動画は撮れないものの、4K動画からは静止画の切り出しが可能(フルHD・HDは切り出し不可)。一瞬を逃したくないので4K動画から写真を切り出して使う、といったことができます。



Bluetooth接続がパワーアップ!撮影時に写真をスマホに自動転送


撮った写真をWi-Fiでスマホに飛ばす機能はけっこう前からありましたが、「Canon EOS Kiss M」ではWi-FiだけでなくBluetooth 4.1でのスマホ連携を強化。写真を撮影すると自動的にスマホに写真を転送する新機能を追加しました。JPEGやリサイズした写真の自動転送が可能。

撮った写真を後からスマホに転送するのではなく、撮ったそばからどんどんスマホに送っておきたい!というのは僕も思っていたことで、これは非常にありがたい!たとえ常時スマホとつながっていても、Bluetoothは省エネなのでバッテリー残量をそれほど気にせずに大丈夫です。



内蔵EVF(ファインダー)はやっぱりあって正解


液晶モニターを見るからファインダーは不要という人もいると思います。でも、実は日中のすごく眩しい屋外ではファインダーが超重宝するので、やっぱりファインダーは無いよりもあった方がありがたい!



「Canon EOS Kiss M」には有機ELのファインダー(約236万ドットEVF)が内蔵されており、EOS M6やEOS M3のように後で買い足す必要がありません。



バッテリーは旧型の「LP-E12」


僕が使っているEOS M5のバッテリーはLP-E17で、普通に使っていても400枚は撮れます。

一方、「Canon EOS Kiss M」の充電式リチウムイオン電池はEOS M2やEOS M10と同じ「LP-E12」に対応し、バッテリー容量は875mAh。最大撮影枚数は約235枚としています。ちょっと少ないですから予備バッテリーの用意は必須ですね。




その他の気になったところをチェック!


外部マイク用の穴あり。HDMI出力(タイプD/microサイズ)とパソコン接続用のmicroUSB端子があります。ただし、USB充電には非対応。NFCもあります。



どうしてもEOS M5と比べてしまって恐縮なんですけど、「Canon EOS Kiss M」はダイヤル系の数が少なくなっています。EOS M5はぐるぐる回せるダイヤルが5つあるんですが、「Canon EOS Kiss M」はたった2つ。シャッターボタン周辺のダイヤルと、モードダイヤルのみです。



背面の十字ボタン周りはダイヤルにはなっておらず、上下左右に押し込める方式へと変更されています。



連射性能も向上。EOS M5は秒間で最大9コマですが、「Canon EOS Kiss M」は最大10コマに。


質感がブラックモデルとホワイトモデルとでは若干異なり、ブラックはEOSシリーズっぽいサラサラ感。一方のホワイトはツルツルで金属感があります。

それは重量の違いにも表れていて、ブラックモデルが約387gで、ホワイトは約390g。素材やコーティングがそれぞれ異なるんでしょうね。




ちなみに、キット商品を買うとnano・univarseのバッグが先着1万名にもらえるキャンペーンをやっているんですね!バッグ欲しい。




価格はボディのみで税込み8万円以下!


ということで、「Canon EOS Kiss M」の特長をもっとシンプルにお伝えするつもりだったんですが、大好きなMシリーズの新機種ということでついつい長い記事になってしまった(^_^;)



「Canon EOS Kiss M」は2018年3月下旬の発売。オープン価格となっているものの、キヤノン税込み価格はボディのみで7万9380円、レンズキットは95,580円〜となっています。

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