お掃除ロボットの「ルンバ」を開発している米iRobot(アイロボット)社。め〜んずスタジオの読者さんの中にはルンバは知ってるけど、アイロボットの社名は知らないという人もいるかもしれません。実をいうと映画好きな僕もルンバはわかったんだけど、アイロボットというとウィル・スミス主演の映画『アイ,ロボット』が先に思い浮かんでしまいます(笑)

つい先日(2015年9月29日)、アイロボットがお掃除ロボット“ルンバ”の最上位機種の「ルンバ980」シリーズを発表しました。同社のコリン・アングルCEOが「最初のルンバ以来、最大の発表」と言ったとおり、ルンバ980は凄まじい進化を遂げています。

関連:ルンバ980 - アイロボット


さて、僕は2015年9月30日に開催されたイベント「アイロボット ファンプログラム」に参加し、新機種の「ルンバ 980」が既存モデルからどのように進化したのか、どんな特徴があるのかをお伺いしてきましたのでレポートします!




ルンバを生んだロボット企業の実績



アイロボットは歴史が結構長く、ちょうど創業から25年ということでファンミーティングのスタッフさんはみんな25年周年のTシャツを着ていました。もしかして、このTシャツがお土産で貰えるのかな!?なんて淡い期待を抱いていましたが、なんとそれをはるかに上回るお土産をいただいてしまったのです。詳細は最後に。



同社はアメリカの株式市場NASDAQに上場する際に、史上初めてロボットが鐘を鳴らしたことで話題にもなりました。



アイロボットが目指しているのはロボットで世界を変えていこうということ。人が行うべきものじゃない仕事をロボットがやることで、世界を変えていく。これが今のルンバにも反映されています。

実際に家庭用ロボットと政府・産業向けのロボットを開発していて、イベントの中では秘蔵のVTRを公開。過酷な環境でも移動でき、さまざまな作業ができるロボットが登場していました。



あの世界同時多発テロや福島の原発事故調査でも活躍した510 PackBotがこちら。



驚いたことに、アイロボットのホームロボットは世界で1400万台も販売されているそうで、こんなにもたくさんのロボットが活躍しているなんてビックリ。なぜ今までウチになかったのか。。。



そんなアイロボットのお掃除ロボット「ルンバ」を有名にしたのは、意外なことに米国で放送されたペプシのCMがきっかけ。彼女の部屋にいた男性が彼女のルンバにズボンを吸い込まれてしまったというストーリーのCMです。男性はルンバにクズだと思われたんですかね(笑)ちなみに、その年には100万台くらいルンバが売れたそうです。


凄まじく進化したお掃除ロボット最上位機種「ルンバ980」



さて、アイロボットの歴史や同社がロボット企業だということがわかったところで、ここからが本題ですね!

2015年9月29日、アイロボットはお掃除ロボット最新モデルの「ルンバ980」を発表。10月10日に発売となります。



旧型(左)と比較。

見た目は見てるけど大きく進化していますので、その違いをポイントごとにご説明しましょう!


確実に部屋中をキレイにできるのはロボット企業だからこそ


ロボット掃除機は掃除機だけどロボット。ロボットとしての技術が非常に大事だとのこと。人の代わりに掃除をするので、吸引力が強いだけじゃダメ。ゴミがあるところで確実にゴミを吸い込むことが重要、とアイロボットのスタッフさんはおっしゃっています。



掃除機を扱うのが“雑な人間”だった場合、いくら吸引力が強い掃除機を持っていたとしても部屋をキレイにすることは難しい。高性能なスマホを買っても、それを使いこなせなかったらもったいないのと一緒ですね。では、ルンバはどのようにして人の手を使わずに部屋中のゴミを効率的に、しっかり取ることができるのでしょうか。新製品の「ルンバ980」に搭載されている素晴らしい機能をご紹介しましょう。



新型ルンバはロボット企業だからこそ実現可能な、人に優しい、かゆいところまで手が届く設計が施されています。その注目すべきポイントが以下の3つ。
  • スマート(家中のフロアをキレイにすること)
  • クリーン(2倍のゴミ除去量)
  • シンプル(スマホでCLEANボタンを押すだけ)

ではこれらを細かく見ていきましょう。


1. スマート(家中のフロアをキレイにすること)


ルンバに搭載されている「高速応答プロセルiAdapt」は壁に当たっても柔らかくタッチするとか、壁沿いを離れずに進むとか、適切な行動をする機能です。



新機種のルンバ980では新たに「iAdapt 2.0」を搭載し、家全体の地図を作りながら掃除をし、未到達の部分を確認しながら掃除をします。



「ビジュアルローカリゼーション」機能を備え、ルンバ天面についているカメラが対象物の角部分の座標をパターンとして記録していき、パターンを複合的に重ねあわせることによって自分がどれだけ相対的に動いているのかを判断。そう、ルンバは物がわかるんです!



また、「フロアトラッキングセンサー」でXY軸どちらに進んでいるかを計算。タイヤやタッチセンサーなど複数のデータと合わせて正確な地図を作成します。これによって、例えジャンプしてズレたとしても正しい位置を判断できるんです。ほんと、多くのセンサーが搭載されているんですね〜。



1度の充電で2時間稼動可能。え?2時間経過したら途中で掃除ができなくなっちゃうの?という心配は無用。なんと、途中でバッテリーが切れてもルンバが自ら充電台「ホームベース」に戻って充電し、充電が完了したら先ほどの所から掃除の続きを再開します!



この途中充電を挟んで、最大185平米もの広さを掃除できるんだとか!まぁ、こんな広い部屋の家庭はなかなかないですけど、オフィスとかイベントスペースなんかでは大活躍しそうですね。



地図を作りながら掃除をすると説明しましたけど、これが実際に地図を作っている様子。すごい(笑)





マップ状の黄色い部分はイスの周りなど複雑な場所を掃除しているということ。




地図を作ったことによって、まだどこをキレイにしていないかを判断できるんです。これによって、途中の充電後にその続きから掃除できるってわけです。




2. クリーン(2倍のゴミ除去量)


ルンバは「カーペットブースト」機能によって床材を判断しています。例えば、カーペットのような繊維がある場所ではゴミの吸引力をグッと上げる。




また、「AeroForceクリーニングシステム」で基本的な吸引力を高めている。



「ダートディテクトモード」でゴミがなくなるまで何度もそのエリアを往復する。吸引力は従来機種から10倍になり、吸い取れる量としては最大で2倍のゴミを吸い取ることが可能に。



これらの進化により、従来機種の「ルンバ800」シリーズで部屋を3回走るよりも「ルンバ980」が1回走る方が多くのゴミを吸い取ることができるようになりました。家具の下にも入るデザインなので、ソファーの下も掃除できます。



ロボットを作っている会社だからこそ、検証を終えている正確な部品や丈夫な製品を作ることができる点もアピールしていましたよ!


3. シンプル(スマホでCLEANボタンを押すだけ)


では、ルンバは実際にどうやって掃除するのか。本体のボタンを押すだけで掃除をスタートできるほか、「ルンバ980」はWi-Fi経由で専用アプリを入れたスマホでも操作可能になりました(iOS7以降、Androidは4.1以降)。インターネットにつながっている自宅のWi-Fiがあれば家の外から操作も可能で、外出先から「ルンバ980」を操作したり、どんな状態か、ちゃんと掃除できたかも確認できます!!



「スケジュール機能」を搭載していて、曜日ごとに何時に掃除するかを設定できる。



また、壁際にそって掃除する機能をオフにすることなども可能。もし、ルンバがホームベースの手前で止まっていることがあったり、はたしてこのルンバはちゃんと掃除したのか不安なときにはスマホアプリから「清掃履歴」を確認できるので安心です。写真のアプリは英語表記ですが、ちゃんと日本語版もありますのでご安心を。



もうね、このアプリだけでも新型ルンバが欲しくなってしまうのですが、この新型「ルンバ980」は2015年10月10日発売。価格は125,000円(税抜)とちょっとお高いです。でも、初めてルンバを買う人はどうせだったらこの最高スペックなルンバを体験してほしいなぁ〜。



ルンバを120%使うためのTips


ここで、ルンバでちょっと心配なことやユーザーから寄せられた問い合わせをもとにアイロボットのスタッフさんが解決方法を教えて下さいました。



■たたみ一畳から出られないことがあるが、それはどうしてか
ルンバでよく使われる赤外線。



ルンバが苦手なのが黒いもの。



ルンバは赤外線を投射して反射してきたら床があると判断するが、床が真っ黒だったら赤外線を反射しないので段差だと判断してしまい、畳から出ていかなかったそうです。畳の縁は黒いので(特に古いバージョンのルンバ)。



ただ、ワックスが塗ってあるフローリングのように光が反射するかどうかが重要で、反射すれば黒くても判断でき、問題なく進めるそうです。


■ホームベースに帰らないと悩むお客さんが多い
どうやってホームベースに帰っているのか。まず、バッテリー残量が10%以下になったらもしくは掃除が完了したらホームベースに戻る。ホームベースから赤外線の信号が出ていて、半径30cm(フォースフィールド)と右と左の3ヵ所へ誘導ビームを発している。



ホームベースを置くのに最適な場所は、じゅうたんではなく硬い床の上で、前方には幅1.5m・奥行き2mの空間をつくる、階段の近くは危ない。1.5m取るのが難しい場合は前方方向だけしっかり空間を作る。階段が近い場合はバーチャルウォールで防ぐか、物理的に防ぐ。




■なぜそこに行かない?を解決しよう。
ルンバが通れる幅はある(ルンバの直径は約35cm)?登れない段差はある?
もしかしたらバーチャルウォール(赤外線の見えない壁)があるかも。鏡があると赤外線を反射して悪さすることがある。鏡に背を向ける形でバーチャルウォールを置くといいそうです。




「ヘイローモード」を搭載しています。これはペットの餌や水の入れ物を回避できる。猫の餌入れにルンバが突っ込んで逆に散らかしてしまうトラブルを回避するためです。保護したい対象に応じてバーチャルウォールの起き方を工夫しよう。まとめとしては、幅とバーチャルウォールの向きに注意しようということでした。



■メンテナンスをしよう
筒状のエクストラクターにゴミがごっそりたまってる(写真左上)。エッジクリーニングブラシを取り外したところにゴミがたまってくる(写真右上)。前輪が汚れていると床に走行跡がついてしまうことも(写真下)。




「ルンバ980」にはメンテナンスした方がいい時期がアプリからわかるようになっているので、定期的にチェックしてお手入れするようにしましょう!



最後に、ルンバを活用して家族の時間を増やそう!とキレイにまとめてくれました♪


Q&A


イベント参加者からは、掃除しながら地図を作る機能についての質問が出ました。これに対しての回答は、
変化に強いのがロボット。イスを動かしたら家の地図は変わってしまうので、掃除の度にその都度地図を作っているんだそうです。地図は再充電して掃除を再開するときに活用していて、掃除が完全に終わったときに地図を消去すようにしているとのこと。

なるほど〜。僕としては、今現在、部屋のどのあたりを掃除していて、掃除開始からどのくらいを掃除できたのかを地図を塗りつぶしたイメージでスマホから見てみたいな〜と思いました。アプリのバージョンアップでできないかな〜(笑)


お土産がなんと「ルンバ980」!発売前からモニターします!



この第1回アイロボットファンプログラムに参加した全員はなんと今回発表となった「ルンバ980」を永久モニターできるということで、めちゃくちゃビックリしました!つまり、いただけるということ。ありがたや〜ありがたや〜。そのかわり、しっかり自宅で使ってブログでレポートしていきますので、「ルンバ980」を気になっている皆さんはぜひチェックしてみてください♪

関連:ルンバ 980icon


なお、これまでの「ルンバ 871」などは併売されるとのこと。Amazonではベストセラーランキング1位になっていますし、お値段も50,000円程度と手頃ですから人気が続いているんでしょうね〜。