確定申告

確定申告、初めてクラウド会計サービスを使う際にまず確認すべきこと

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年が明けて、またやってきました確定申告シーズン。

なかなか僕のような経験をしたことのある人は少ないとは思うんだけど、今回はマネーフォワード/弥生の青色申告/freeeなど初めてクラウド型の確定申告サービスを使って確定申告する方へ、ぜひお伝えしておきたい注意点を1つだけ記事にしたいと思います。

 

銀行の取引履歴は何ヵ月保存されるか知ってる?

おそらく、簡単に確定申告を終わらせたいと思っているのなら、マネーフォワード(MFクラウド確定申告)、弥生の青色申告オンライン、freeeといったクラウド型の確定申告サービスを利用すると思います。

“銀行の取引データを自動取り込みできる”のが大きな特長で、これが非常に便利!

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お金の振り込みや入金、クレジットカードの引き落としなど、銀行口座に関わる取引データを自動的に取り込んでくれて、お金の増減の入力が瞬時におります!

しかし、これを絶対に確認しておいてください。

あなたの利用してる銀行は取引履歴を最低でも過去15ヵ月間さかのぼって取得できるかどうか

すべての銀行がそうってわけじゃないんだけど、

“取引履歴をさかのぼれるのは過去◯ヵ月分まで”
“直近の◯◯◯件まで”

といった期間や件数に縛りが短い(少ない)銀行は注意。

最低でも15ヵ月はさかのぼれる銀行が好ましい

確定申告の申告書を作るための作業って、結局は翌年の2月とか3月にやるわけでしょ?初めて確定申告する人は今まさに1月や2月ごろに確定申告クラウドサービスを契約し、ここで初めて銀行の取引履歴を自動取り込みする設定を行うことになります。

すると、銀行の最も古い取引内容は1年2ヵ月前になるわけです。確定申告の作業に手を付けるのもしんどいのに、もし前年のデータが取得できなかったら冷や汗もんですよ。。。

もし、そんな銀行を利用していても救いの手はあります!!

自動取り込みできなかった期間のデータは諦めて、1日でも早めに銀行に行って過去のデータを紙に出力してもらい手入力しましょう。

手順としては、

①確定申告クラウドサービスを契約後、銀行の取引データの自動取り込みする
②取り込めなかった期間がないかチェックする(取り込めていない期間があったら③へ)
③銀行の取引履歴の保存期間を調べる(15ヵ月以内なら④へ)
④早めに銀行の窓口へ行って、前年の取引履歴を記載した「取引明細証明書」を発行してもらう(後述あり)
⑤確定申告クラウドサービスに銀行の取引履歴を手入力する

銀行の取引履歴が取り込めなかった

僕がある年の2月、初めて確定申告のクラウドサービスを利用したときのことです。

さて確定申告に手を着けるとするか!と思い、確定申告のクラウドサービスを開いて、前年1月~12月に行った銀行の取引データをにダウンロードしたらぜんぜん取引データが足りない!クラウドサービスで自動取り込みを実行したのに、前年8月以前のデータが入ってこなかったのです。

確定申告のクラウドサービスがエラーを起こしてるのかな?と思ったら、なんと問題は銀行側にあった。クラウドサービスは銀行のネットバンキングにアクセスして取引履歴を自動取り込みするんだけど、僕が使っていたその銀行は過去6ヵ月分のデータまでしかアクセスできない仕様になっていたんです。どう頑張っても死亡確定。

やむなく、自動取り込みできなかった8月以前のデータは手入力することに。通帳はもう何年も記帳していなかったので通帳を見て手入力するのは効率が悪いと判断。そこで、銀行の窓口で過去すべての取引内容(入出金明細)を用紙に出力してもらい、それを手打ちして確定申告ソフトに入力しました(^_^;) この入出金明細は「取引明細証明書」というものです。

銀行窓口で「取引明細証明書」を発行する方法

「取引明細証明書」の発行には取引履歴1ヵ月につき216円の料金がかかります。たとえば15ヵ月なら3,240円です。以下、「取引明細証明書」の発行に必要なものを挙げておきますね。

  • 通帳
  • 取引印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証・各種健康保険証など)
  • 発行手数料216円/1ヵ月(消費税等を含む)

これらを持って銀行窓口で申請してください。なお、その場で出力してくれるわけではなく、発行までに約1週間かかります。

自分の失敗談からのまとめ

といった感じに、年末になってから年初までさかのぼって一気にデータを取得しようとするとそれができないことがありましたね。もう何年も前の話ですが、その年はずいぶん苦労しました~。。。

実はSuicaの取引履歴もそんなに多くなく、下手したら年初のころのデータは自動取り込みできていないかもしれないので、しっかりチェックしておくといいでしょう。

確定申告のクラウドサービスがあるから安心、と思っているとそれ以外のところで痛い目に遭うよ。ちゃんと銀行や金融機関の仕様を確認しなきゃダメだな、といい経験になりました。

2~3ヵ月に1度は確定申告クラウドサービスを立ち上げて、銀行の取引履歴を取得するようクセをつけておくと安全かも!まぁ、一番いいのは領収書も銀行取引も毎月しっかり入力しておくことだけど。。。それがなかなかできないんじゃい!!

 

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