LCCの香港エクスプレス、航空券のキャンセルと返金手続きをネットでやってみた

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航空券の料金が非常に安くて利用しやすいLCC(格安航空)。なかでも、片道480円という驚きのセールを実施していたのが「香港エクスプレス」。Peachと同じく羽田空港に発着するので使い勝手が良いLCCです。

そんな香港エクスプレスの航空券(羽田~香港間)を2017年夏に購入した僕ですが、スケジュールの都合でやむなくキャンセルしました。

LCCは通常、予約のキャンセルや購入した航空券はどんな理由であれ返金に応じてくれません。しかし、返金してくれないのは全料金のうち運賃や手数料だけです。なんと、空港施設のサービス料や空港建設費、出国税などについてはこちらから申し出ることで返金してもらえるんです!

今回、キャンセルしようとした際に香港エクスプレスのサイトで「税金返還キャンセル」という申込みページを見つけ、実際にいわゆる諸税を払い戻ししてもらうことに成功しました。返金までにはやや期間を必要としますが、方法を知っているといくらかお金が戻ってきますからキャンセルしてもLCCだからって泣きを見ずに済みます。

ということで、LCCの香港エクスプレスで“しっかり”キャンセル手続きを行う方法を解説するとともに、一体いくら返金されるのかをお教えしたいと思います。

香港エクスプレスでキャンセル&返金を申込む手順

さて、キャンセルと返金の申し込みをする手順を解説しますね。

①まず、香港エクスプレスではWebサイトからキャンセルできますので、次のページにアクセスしてください。

②ページの上にあるメニューから「日本語」を選ぶとわかりやすいです。「キャンセルの申し込み」を選びます。

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③今回の場合、自分のスケジュールの都合でキャンセルしたいので、ページ内の「税金返還キャンセル」を選びます。

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④ご予約情報のページでは予約情報を聞かれるので、「予約番号」を入力しましょう。ちなみに、「予約番号」は航空券の予約時にメールで送られてきた香港エクスプレス旅程表のなかに書かれてある「予約照会番号」のことです。

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(「予約照会番号」は予約時に送られてきたメール内に記載されてる)

⑤氏名・国コード(81)・携帯電話番号を入力します。携帯電話番号は頭の0を取り、ハイフン(-)なしで。

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⑥確認画面が出た後、約款・規則が表示。これを読んでみると、審査後の6~8週間後にクレジットカード会社に返金される旨が書かれていました。

香港エクスプレスの運賃はすべて払い戻し不可です。手数料およびサーチャージも払い戻し不可です (香港の法令ならびに販売地国の法令に基づき遵守されます)。ただし、燃料サーチャージは、おひとり様1区間あたり、100 香港ドルの管理手数料で払い戻しが可能です。
出国税は、各国の規定に従って払い戻されます。
お客様の申込書を確認後、弊社の財務部が審査を行います。返金許可が下りましたら、確認メールを送信します。6~8週間以内に購入時ご利用したクレジットカード会社を通してご返金させていただきます。
争議があれば、弊社は最後の決定権を持っています。

⑦申し込みが完了すると、「返金番号」が表示されます。返金番号は同じものが「キャンセル追跡ナンバー」という名前でメール宛に送られてきます(表記は統一してほしいですね。。。)

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返金手続きの進捗状況を確認する

上記の手順でキャンセル・返金を申し込んだら、注意書きに記載のあるとおり、香港エクスプレスの財務部による審査を経て、返金が許可されれば、晴れて返金となります。

今、返金の状況はどうなっているのかは先ほどの「返金番号(キャンセル追跡ナンバー)」で確認することが可能です。

①香港エクスプレスのキャンセルを申し込むページから、返金状況を確認できます。

②「申請状況」を選びます。

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③「返金番号」の欄に「キャンセル追跡ナンバー(返金番号)」を入力しましょう。

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④すると、審査状況を確認できます。僕は8月22日に「キャンセルの申し込み」を行い、「税金返還キャンセル」を申請。申請直後の審査状況は「処理中」でした。

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そして、ついに返金のメール連絡が来ました!

11月10日、進展がありました!香港エクスプレスから届いた「キャンセル申込メールの確認」というタイトルのメールを開くと、

お客様のキャンセルの件についてはもう認定致しました。
返金は6~8週間以内に最初予約にご利用したクレジットカードにご返却させて頂きます

との内容が!

Webサイトで返金状況を確認してみると、「処理済み」になっていました!

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あとは実際にクレジットカードの残高に反映されるのを待つばかり。

LCCの航空券を買ったときの費用を確認してみる

そもそもLCCの航空券は運賃のほか、空港施設のサービス料金や出国税、サービス料、座席指定料金、予約手数料など、なにかとちょこちょこと料金がプラスされるものです。香港エクスプレスも例外ではありません。

たとえ片道480円のセールでもそれらが追加され、往復で合計8,890円ほどでした(それでも激安!)。以下、内訳です。

【往路 羽田→香港】

内容 料金
運賃 480円
日本・旅客サービス施設使用料 2,570円
(小計) 3,050円

【復路 香港→羽田】

内容 料金
運賃 480円
空港建設費 1,400円
香港・出国税 1,900円
香港・旅客保全サービス料 700円
(小計) 4,480円

+予約管理料 1,360円
—————————–
合計 8,890円

実際に返金されるのは一体いくらなのか!?

さて、この8,890円のうち実際に返金される額はいくらになったのか!?

クレジットカードの明細を確認したところ、このとおり「-5,870円」と記載されているのを確認でき、2018年1月に返金されることがわかりました!

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そう、返金額は5,870円でした!

香港エクスプレスの運賃やサービス料金は返ってこないものの、以下の料金が返金されたことになります。

▶日本・旅客サービス施設使用料 2,570円
▶空港建設費 1,400円
▶香港・出国税 1,900円
=合計5,870円

つまり、日本・旅客サービス施設使用料、空港建設費、香港・出国税は返金対象となることが判明

今回、セールのおかげで運賃は往復960円(片道480円)でしたが、たとえ運賃がいくらであっても上記のとおりの施設使用料や出国税は同額程度が必ずかかりますから、キャンセルによる返金の申し込み手続きをしっかり行えば5,870円前後は戻ってくると思っていいでしょう。

具体的な返金の形としてはクレジットカード会社から銀行の引き落としが行われる際に、5,870円を差し引いた(相殺した)額が引き落とされる形になっていました。僕の場合、クレジットカード会社の明細を見てみたところ2018年1月に返金となります。2017年8月にキャンセルしてから、実に6ヶ月後です。

以下、これまでの経過の流れをまとめておきます。

2017年7月4日・・・航空券を購入
2017年8月22日・・・キャンセル・返金申込み
2017年11月10日・・・返金認定
2018年1月・・・返金

ということで、香港エクスプレスでキャンセルした際には全額ではないものの、一部が返金されることがわかりました。

香港エクスプレスは頻繁にセールをやっているので、ついつい買っちゃうんですよね。先日も往路のみが180円になるセールをやっていましたね!昨年は10円でした(笑)また近いうちに香港行きたいなぁ~。

 

 

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