三重県では伊勢神宮や世界遺産にも登録された熊野古道の散策など、歴史に触れながら観光できるスポットが数多くあります。

そんな三重県多気郡大台町の熊野古道沿いに立つ「手づくり工房・ギャラリー奥伊勢」ではオーナーの谷藤さんが素材からこだわった木工製品を展示販売し、併設した喫茶コーナーでは奥様がじっくりと温かいコーヒーを淹れてくれます。



三重県・大台町商工会と協同で地域活性化や地元事業者さんをサポートする事業を行っている僕は今回、2017年11月に大台町を取材。僕が「手づくり工房・ギャラリー奥伊勢」を訪れるのはこれが2度目となります。

まさに目の前の細い道路があの熊野古道・伊勢路で、伊勢路ルートを参詣する人にとって「手づくり工房・ギャラリー奥伊勢」はぴったりな休憩スポットになっているんです!3〜4人のグループがふらっとコーヒー飲みに入って来てくれるんだとか。



早速ですがコーヒーをいただいましょう!この日は喫茶担当の奥様が不在で、ご主人がコーヒーを淹れてくれました。



ちょうど良い苦さで、おいしい!コーヒーのお値段は1杯400円だそうです。



「手づくり工房・ギャラリー奥伊勢」というくらいですから、店内(ギャラリー内?)には“宮川杉”や“奥伊勢ヒノキ”といった、ここ大台町・大杉谷の木材を使って製作した木工製品がずらりと並びます。



「ヒノキはスギよりも硬いけど、硬いというのは折れやすい。スギは多少やわらかいので加工しやすい。ただ、宮川杉がだんだん手に入らなくなっている」と、木の種類を説明していただきました。衰退する林業の影響で木工製品の材料となる宮川杉が減っていることを危惧する谷藤さん。



僕が1年半前の2016年2月に訪れた際にも、宮川杉に対する想いをたっぷり語ってくれましたね。



谷藤さんは「スギは家具に向いてる」と言います。

椅子をイメージしてみてほしいのですが、スギで作った椅子は寒いときに座っても比較的早く暖かくなるんですね。しかし、ヒノキはなかなか温度が変わらないので、いつまでも冷たい。スギってすごいんですね!



柔らかさも温度の性質から見ても、スギは万能な木材なんだそうです。断熱性や湿度の調整ができ、お風呂の脱衣所の床にスギを使うと気持ちが良いとのことで、谷藤さんはスギをもっと日本の住宅に使ってほしいと考えています。

そして、住宅を建てるときには地元で育った木を使うといいんだとか。その土地の環境で鍛えられた木材ですから、他所から持ってきた木材で建てるよりも地元の木で建てた家の方が強い、ということです。う〜ん、なるほどなぁ!



大台町で熊野古道を歩いて疲れたら、一休みにちょうどいい「手づくり工房・ギャラリー奥伊勢」。訪れてみれば素晴らしい木工製品を目で触れ、気に入ったら注文購入できますので、ぜひ足を運んでみてくださいね!



【手づくり工房・ギャラリー奥伊勢】
■営業時間:10時〜17時
■定休日:月曜日
■住所:三重県多気郡大台町高奈 1064
■Webサイト:手づくり工房 ギャラリー奥伊勢
■ギャラリーサイト:ギャラリー奥伊勢
■Facebookページ:手づくり工房 ギャラリー奥伊勢