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U-mobile S」はソフトバンクの回線を利用した珍しい格安SIM(MVNO)で、iPhone・iPad用に販売されているSIMカードです。

ドコモやauの格安SIMがどんどん登場するなか、ソフトバンク回線の格安SIMをスマホで使いたい、ソフトバンクのスマホでも格安SIMを使いたい!といった要望に応えるサービスがついに登場したわけです。

関連:U-mobile S


そこで気になるのが、 U-mobile S」はiPhone・iPadでテザリングが使えるのか◆U-mobile S」はAndroidスマホでも使えるのか「U-mobile S」の実際の速度は速いのか、などでしょう。

さまざまな疑問を解決するため、つい先日「U-mobile S データ専用3GBプラン」を契約してみることに。2年縛りや違約金がないため気軽に導入できました。使ってみてショボかったらすぐに解約しようかなと。ちなみに、ネットで申し込んでから3日目にクロネコヤマトで届きました。




「U-mobile S」の特長


  • ソフトバンク回線の格安SIM
  • iPhone・iPad専用(と公式では言っている)
  • データ通信のみ(音声SIMは取り扱いなし)
  • 最低利用期間(縛り)なし
  • 違約金なし
  • 月額料金は1GB 880円/3GB 1,580円/7GB 2,980円/30GB 4,980円
  • 初期手数料は3,240円+SIM発行手数料414円(税込)



「U-mobile S」はiPhoneで使えるか検証


U-mobile Sはソフトバンク系のMVNOですから、基本的にはソフトバンクのSIMロックがかかったままのiPhone(またはiPad)かSIMフリーiPhone(またはiPad)で使えます

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さて、ここからが検証本番。まずは、 U-mobile S」はiPhoneでテザリングが使えるのか、を調べてみます。検証に使ったのはSIMフリー版iPhone 7 Plusです。

SIMフリー版のiPhoneはテザリングできない


公式サイトでは「iPhone・iPad専用」と言っていますし、iPhoneにU-mobile SのSIMを挿して設定プロファイルをインストールすると問題なく4G(LTE)につながり、データ通信は問題なく使えます。なお、U-mobile Sはデータ専用SIMしか用意されていないので、音声通話には対応していません。

一方、テザリングはどうでしょう。U-mobile Sの公式サイトでは「テザリングできない」となっていますが、検証してみます。

試してみると、iPhoneの「インターネット共有」の項目が「インターネット共有を設定」との表記になり、ソフトバンクのテザリングオプションの加入が必要である旨のWebページへと飛んでしまいます。

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U-mobile Sはソフトバンクの回線であるものの、サービスそのものはソフトバンクではなくU-mobileのサービスです。当然、他社であるソフトバンクのテザリングオプションを申し込めるわけはないので、事実上U-mobile SでiPhoneではテザリング使用不可能ということに。う〜ん、残念です。

ソフトバンク版のiPhoneもテザリングできない


これは僕の方で検証できていないのですが、U-mobile Sによる公式の動作検証の結果としてソフトバンク版のSIMロックがかかったiPhoneではテザリングが「☓」となっています。SIMロックを解除してもおそらくテザリングはできないと思いますが、もしやってみるなら自己責任でお願いします。

ドコモ版・au版のiPhoneはそもそも使えない


おまけですが、ドコモ版・au版のiPhoneの場合、SIMロックがかかっていますので、ソフトバンクの格安SIMであるU-mobile Sは使えません。SIMロックを解除してからならデータ通信は使用可能ですが、その場合でもテザリングは不可能です。



U-mobile SはSIMフリーのAndroidスマホで使える!(APN設定必要)


続いて、iPhone以外のスマホでも検証します。AndroidスマホでU-mobile SのSIMを使うことはできるのでしょうか?

ソフトバンクのSIMロックがかかったAndroidスマホならAPNを設定することで使えそうな気がしますが、手元にないので検証できていないことをお許しください。ここではSIMフリーのAndroidスマホで検証してみます。検証に使ったのはSIMフリーのZenFone 3とXperia XZ1 Compact。

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AndroidスマホでU-mobile Sを使うためのAPN設定


繰り返し説明しますが、U-mobile SはiPhone・iPad専用の格安SIMです。なので、U-mobileではAndroid用のAPN(接続設定方法)を公開していません。そこで、iPhone・iPad用の設定プロファイルをダウンロードして、中身を開くことでAPN情報を確認しました。

【U-mobile SのAPN情報】
■名前:U-moible S(※適当につけてOK)
■APN:sb.mvno
■ユーザー名:umobile@umobile.jp
■パスワード:umobile
■認証タイプ:CHAP


SIMフリーのAndroidスマホでつながる!


SIMロックのかかっていないZenFone 3とXperia XZ1 Compactで上記のAPN設定を行ってみると、どちらも無事につながり、すんなりデータ通信が可能になりました。

ただ、やはりiPhone・iPad専用のSIMですし、Androidスマホで接続することは非公式なので、いつ接続不可になるかはわかりません。もしお試しされる場合は自己責任で行ってくださいね。


U-mobile SはSIMフリーのAndroidスマホならテザリング可能


そして、肝心のテザリングはどうか。同じく、SIMロックのかかっていないのAndroidスマホでテザリングを試してみましょう。

iPhoneでの検証時とは異なり、普通にテザリングの項目が表示されます。ステータスバーの部分にもテザリング実行中のマークが出ています。

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試しにMacBook Proでつないでみると、何事もなく接続。しっかりネットが使えました。

ZenFone3でもXperia XZ1 CompactでもU-mobile Sでテザリングできました。よって、U-mobile SはSIMロックのかかっていないAndroidスマホで使え、テザリングも可能であることが証明できました。

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U-mobile Sの速度はそこそこ速い


最後にU-mobile Sのスピードテストをしてみました。

結果として、下り36.5Mbps/上り10.2Mbps。

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格安SIMのなかではわりと速い方ではないでしょうか。それもそのはず。おそらくユーザーがあまりいないからでしょう(笑)まぁ、速いに越したことはないので、良しです。



今回、月3GBの「U-mobile S データ専用3GBプラン」を契約した僕ですが、月額料金は1,580円なので肌感覚としては高くもなく安くもないと言ったところ。本家ソフトバンクと比べたら月額1,580円は十分すぎるほど安いと思います。

3GBの上は7GB、30GBのプランもあり、今後の様子を見て30GBプランにしてもいいな〜なんて。



U-mobile S まとめ


データ通信テザリング
SIMフリー版 iPhone/iPad
ソフトバンク版 iPhone/iPad
ドコモ版・au版 iPhone/iPad
SIMフリー版 Androidスマホ
ソフトバンク版 Androidスマホ
ドコモ版・au版 Androidスマホ


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ということで、混雑して使えないドコモ系格安SIMに飽き飽きしたら、SIMフリーのAndroidスマホなら今のところ問題なく使えるソフトバンク回線の「U-mobile S」を試してみてはいかがでしょうか!

2年縛りのような最低利用期間や違約金がなく、いつでも解約できるのが特長。今後、遅くなったな〜と感じるようになったとしても、すぐに解約できるので気軽に使いたいと思います。


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