三重県大台町

伊勢茶を栽培し、自らお客様との対面販売を大切にする三重県・松田製茶 #大台町PR

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コーヒー派の僕でも和菓子やお寿司を食べたときにはお茶が飲みたくなります。そういえば、お茶を飲むと落ち着くのってどうしてなんでしょうね~。

茶葉の栽培には寒暖差が重要とされています。お茶の生産で日本第3位の三重県、特に大台町はお茶に最適な気候と日本一の清流「宮川」が生んだ肥沃な土にも恵まれ、いわゆる「伊勢茶」と呼ばれるお茶の栽培がたいへん盛んな場所となっています(ちなみに、1位は静岡県で、2位は鹿児島県)。

そんな三重県の大台町には、お茶の栽培から焙煎、対面販売までを自前でやっている筋金入りのお茶屋さんがあります。第55回全国品評会農林水産大臣賞を受賞した、松田製茶です。

今回、観光スポットと事業者を取材する企画で大台町を訪れた僕は松田製茶がものすごく地元に愛されていることを知り、奥様の松田ひとみさんからお話を伺い、インターネット販売が注目されるなかでの対面販売の大切さを感じることができました。

顔を合わせてコミュニケーションしながら販売する

 

よく三重県内のイオンで販売しているという松田さんは店頭に立てばだいたい顔なじみのお客さんがやってきておしゃべりし、お気に入りのお茶を買って行くんだとか。また、初めてのお客さんには積極的に値段の高い商品の試飲を進めているとのこと。まず、100グラム600円の上煎茶を試飲してもらい、「でも一番売れてるのは100グラム380円のこれなんです」と2杯目を飲んでもらうと、だいたいの確率で後者を買っていく。

お話をしているとわかるんですが、めちゃくちゃお話が面白いんですよ。ニコニコしてて、初対面なのにとても会話が弾んでしまいます!お茶を買わずにわざわざ話だけをするために会いにくるお客さんも多いとのこと。そうやって顔を合わせることを大切にしているそうです。一方の同業他社は対面販売してるところは少なく、地元の人は松田製茶をすごく愛してる感がする!どんな感じで販売しているのか、いつかこっそり見に行ってみようかなぁ(笑)

できる限り人と会って、飲んでもらって、買っていただく。これは対面販売だからこそできる技ですよね。素晴らしいです!

 

「伊勢茶」の一番茶はGW明けから!

ここでお茶の生産について触れておきましょう。茶園での仕事は11月から1月までがオフとなります。だけど、オフでも茶園に行き2人1組で茶葉を刈ったり、土を返したり、手入れが欠かせません。そして、春になったら苗植え。苗は早いもので3~4年でお茶としての形になり、7~8年で収量が増えるそうです。

お茶はゴールデンウィークあたりから採れるものを品質の良い「一番茶」、6月10日過ぎからは「二番茶」、9月下旬あたりから採れるお茶を「番茶」としています。つまり、茶葉は上級品から順に年3回採れるわけ。日本の北側の地域では番茶というと「ほうじ茶」を指すそうですが、三重県の伊勢茶は番茶といっても緑色をしています。そもそも、お茶にぜんぜん詳しくない僕としてはこの一番茶、二番茶の意味をこの取材で初めて知りました(笑)

取材中に下にある写真のとおり2杯のお茶をいただいたのですが、濃い色の方が100グラム1,000円のお茶。薄い緑の方は100グラム380円のお茶なんだそうです。当然ながら高い方が美味しかったですよ!

 

火入れも自前でやる珍しいお茶屋さん!通販は頑張ってほしい!

松田製茶は大型の機械を導入しており、通常はお茶屋さんがやる「火入れ」の作業を自前でやっています。つまり、自分の好きな火加減でお茶を焙煎でき、しかも低コストで生産することができるんです。できた「荒茶(あらちゃ)」はそのまま業者に納入することが多いですが、仕上げ作業を行って先ほどのようにイオンなどでも販売。通販では対面販売で購入した客から贈り物としてもらった友人が同じお茶が欲しいといって連絡してくることが多いんだとか。そうやってファンが増えていくんですね~。

Webサイトでは対面販売のスケジュールや商品についての詳細、販売場所などがわかるようになっています。

→ 伊勢 松田製茶

しかし、通信販売はやってないのかな?「1回のご注文合計金額が3,000円以上の場合は送料無料」、との表記がありつつも、肝心の注文方法がどのページにも載っていないのが残念。。。注文用の電話番号とメールアドレスくらいは掲載しておくと良いと思います!

毎日更新しているブログ「松田製茶 マッちゃんのブログ」では、まったく自分でWebサイト(HTMLコードなど)をいじれないという松田さんが空き時間を見つけてコツコツと情報を発信しています。みなさんの役に立つお茶ネタとしては、ティーパックタイプのお茶のおいしい淹れ方を解説していましたよ~!

→ 松田製茶 マッちゃんのブログ

火入れも自前でやる珍しいお茶屋さん!通販は頑張ってほしい!

ご主人の松田典久さんがまさに作業しているところをお邪魔し、工場を見学。ここで朝から深夜まで作業をするそうで、お茶生産の現場は甘くないことを肌で感じましたよ。お二人とも本当にお茶に対するこだわりが凄い。皆さんにおいしいお茶を飲んでもらいたいという気持ちがガンガンに伝わってきました。

三重県にお住まいの人はイオンで松田製茶さんが立っているときに対面販売で買ってほしいな~。松田さんじゃなくてお手伝いさんが店頭に立っていることもあるけど。その人はその人で人気があるみたいですが(笑)せっかくなら楽しく会話して買いたい!

ただ、三重県まで行けないという人の方が多いでしょうから、遠方の方はぜひ通販でお取り寄せして購入してみてはいかがでしょうか!(ということで、松田製茶さんは早めに通販用の電話番号や注文用メールアドレスをWebサイトやブログに載せておいてくださいね!)

松田製茶
住所:三重県多気郡大台町栃原231(地図
Webサイト:伊勢 松田製茶
ブログ:松田製茶 マッちゃんのブログ

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